タニタの体組成計(体脂肪計)インナースキャンデュアルは精度が高く様々な測定項目があるため大変人気の機種です。しかし型番が多すぎて違いが判りにくいというのも事実。
ざっと検索して出てくるだけでも、RD-902、RD-903、RD-904、RD-905、RD-906、RD-907、RD-E02、RD-E03、RD-908、RD-909、RD-910、RD-911、RD-912、RD-913、RD-914L、RD-915L、RD-916L、RD-917Lと出てきて、どれを選べばいいのかわからなくなると思います。
そこで今回は、これらの機種の違いを徹底調査しました。結論から言うと記事執筆時(2022年6月)での選択肢は、
- 最新版(RD-914L、RD-915L、RD-916L、RD-917L)の、上位機種(50g単位測定)か、下位機種(100g単位測定)
- 旧機種(RD-910、RD-911、RD-912、RD-913以前)の、上位機種(50g単位測定)か、下位機種(100g単位測定)
の4通りです。
最新版 RD-914L、RD-915L、RD-916L、RD-917Lの違い
2020年11月に発売されたのがRD-914L、RD-915L、RD-916L、RD-917Lの4つの型番です。
RD-914LとRD-916Lは型番が違いますが同じ機能の機種です。この2つは100g単位で測定可能な下位機種です。
RD-915LとRD-917Lも型番が違いますが同じ機能の機種で、こちらは50g単位で測定可能な上位機種です。
なぜ型番が違うのかというと、販売店(販路)によって違う型番で出荷しているからです。
主な販売店で分類すると、Amazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、楽天24、NTT-Xなど、ネット専業通販やカメラ系家電販売店はRD-914L、RD-915Lが多いです。
ヤマダ電機、上新電機、ケーズデンキ、エディオン、ノジマ電気等の電器系家電販売店はRD-916LとRD-917Lの型番で取り扱っているようです。
それぞれデザインやカラーバリエーションも変わりません。取扱説明書も共通です。
2019年11月発売の RD-910、RD-911 、RD-912 、RD-913の違い
こちらは、最新版(RD-914L、RD-915L 、RD-916L 、RD-917L)の一つ前の機種で2019年11月発売です。
2015年から2018年までの過去機種では、型番変更のみで全く新機能の付かないタニタのインナースキャンデュアルでしたが、この時には新機能を搭載しました。
この時の主な新機能は、家庭用体組成計としては日本初となる「乗るだけで可能な脈拍測定機能」と、測定結果の判定を色付きで分かりやすく表示する「バックライト色機能」の2つです。
こちらも型番が4つありますが、RD-910、RD-912は100g単位で測定をする下位機種、RD-911、RD-913は50g単位の上位機種となっており、機能的には2種類のみです。
それぞれ、RD-910、RD-911は実店舗のある家電店及びカメラ店(各店のネット通販含む)、RD-912、RD-913はAmazonなどを含むネット通販向けとなっているようです。
最新版(RD-914L、RD-915L、RD-916L、RD-917L)と一つ前(RD-910、RD-911、RD-912、RD-913)の違い
公式サイトを確認した限り、最新版と一つ前の主な変更点は2つのみです。
1つ目は体組成計測の計算方法です。「4C法」といわれる手法を駆使したアルゴリズムを含めた「TANITA 4C Technology」を搭載しました。これにより、指標の正確性が高まっているそうです。
2つ目はデザインで、旧機種では両サイドの持ち手(?)部分が空洞になっていたのに対し、新機種では空洞ではなくなりました。3カラー展開は同じで、表面の意匠もほぼ同じです。
まとめ
ここまでをまとめるとRD-902~RD-909については以下の表の通りになります。
機種種類 | 100g単位(下位機種) | 50g単位(上位機種) |
2020年発売モデル ※「4C Technology」搭載 | RD-914L-WH
(BK)
(BL) RD-916L-WH (BK) (BL) |
RD-915L-WH
(BK)
(GD) RD-917L-WH (BK) (GD) |
2019年発売モデル ※「4C Technology」なし | RD-910-WH
(BK)
(BL) RD-912-WH (BK) (BL) |
RD-911-WH
(BK)
(GD) RD-913-WH (BK) (GD) |
カラー | パールホワイト メタリックブラック メタリックブルー | パールホワイト メタリックブラック グレイッシュゴールド |
本体だけで 表示可能な 測定項目 (アプリでは どちらも全て表示) | 体重、BMI、体脂肪率、 筋肉量、筋質点数、 推定骨量、内臓脂肪 | 左に加えて 基礎代謝量、体内年齢、 体水分率を表示可能 |
RD-902、RD-903、RD-904、RD-905の違い
2015年7月に発売されたのがRD-902、RD-903、RD-904、RD-905の4種類です。
RD-902とRD-904は機能同一の型番違いで100g単位で測定可能な機種です。
一方のRD-903とRD-905が50g単位で測定可能な上位機種で、RD-903とRD-905は機種機能同一の型番違いです。(細かい違いだと地域設定が3区分/5区分というものもありますが、測定単位に由来しているため、この項目自体での違いは特になし。)
それぞれデザインやカラーバリエーションも変わりません。
RD-906、RD-907、RD-E02、RD-E03の違い
2016年10月に発売されたのがRD-906、RD-907、RD-E02、RD-E03です。
それぞれ2015年7月にされたRD-902、RD-903、RD-904、RD-905の後継機種で、機能もデザインも同じです。タニタ食堂のレシピカードが付いてくるそうですが、大して違いはないでしょう。
型番の違いも前の機種と同じで、RD-906、RD-907はカメラ店やネット通販、大手家電店以外の家電店用、RD-E02、RD-E03が大手家電店用の型番です。
RD-908、RD-909の違い
2018年10月にRD-908、RD-909が発売されました。
今回はRD-906、RD-E02の後継機がRD-908(100g単位で測定)、RD-907、RD-E03の後継機がRD-909(50g単位で測定)となり、販売店用型番がなくなり消費者には分かりやすくなりました。
この型番変更でも機能面は特に変更はありません。
RD-902~RD-909のまとめ
RD-902~RD-909については以下の表の通りになります。機能の違いは100g単位測定の下位機種か、50g単位の上位機種しかありません。
古い機種のほうが値下がりしていることが多いので、特にデザインや製造時期などにこだわりが無ければ古い機種を選んだほうがお得です。
機種種類 | 100g単位(下位機種) | 50g単位(上位機種) |
2015年発売モデル | RD-902(RD-904) | RD-903(RD-905) |
2016年発売モデル | RD-906(RD-E02) | RD-907(RD-E03) |
2018年発売モデル | RD-908 | RD-909 |
カラー | ブラック レッド ホワイト | ブラック グレイッシュゴールド ホワイト |
本体だけで 表示可能な 測定項目 (アプリでは どちらも全て表示) | 体重、BMI、体脂肪率、 筋肉量、筋質点数、 推定骨量、内臓脂肪 | 左に加えて 基礎代謝量、体内年齢、 体水分率を表示可能 |
オムロン カラダスキャン シリーズの違いについてはこちらからどうぞ!
販売価格4,000円~10,000円程度のタニタの中価格帯の体組成計についてはこちらからどうぞ!
コメント
>RD-910、RD-912は実店舗のある家電店及びカメラ店(各店のネット通販含む) 、RD-911 、RD-913はAmazonなどを含むネット通販向けとなっているようです。
こちらですが、記載を誤っていませんでしょうか?
RD-910、RD-911が実店舗のある家電店及びカメラ店(各店のネット通販含む)、
RD-912、RD-913がAmazonなどを含むネット通販向けではないでしょうか?
匿名様
コメントの確認が遅くなり失礼いたしました。
ご指摘の通り、
RD-910、RD-911が家電店及びカメラ店(各店のネット通販)、
RD-912、RD-913がAmazonネット通販向け
が正しいようですので、修正させていただきました。
記載ミスを発見いただき、ありがとうございました。
当方が知りたい事が全て書かれている、とても充実した内容の記事でした。
これほどまで役立つ記事は、ほとんど見ることができません。
作成して下さいましたことに心から感謝しております。
本当にありがとうございました。