DOLCE&GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)の香水「ライトブルー」は、ドルガバを代表する香水で、爽やかで上品な香りから、老若男女問わず人気の商品です。フランス製のライトブルーを入手したいという方が多いようなので、フランス製の入手方法やその背景などについて調べてみました。
フランス製のライトブルーの入手方法
結論から言うと、お店で(お店に)確認しましょう。実店舗で購入前に現物を確認することが一番確実です。
日本への正規輸入はブルーベル・ジャパンという会社が扱っています。主に百貨店のコスメコーナーに店舗があり、「ラトリエ デ パルファム」という店名になっていることが多いです。
以下のブルーベル・ジャパンのサイトで正規販売店の一覧を確認することができます。
また大手量販店やディスカウントショップなどでも扱っている場合があるようです。
ネットでは入手できないの?
ネットで安く販売しているものは基本的に並行輸入品です。ネット通販で明確に「フランス製」と表示しているのは下記の店舗があります。
アットコスメショッピング楽天店
販売価格等から正規代理店商品だと思われます。
楽天24(ケンコーコム/爽快ドラッグも同じ)
【原産国】 フランスと書いてあります。並行輸入品だと思われます。在庫限りということです。プールオムはありません。
在庫がなくなってしまったようです。(2020年6月確認)
ベルモ(ビューティーファイブ/テレメディアも同じ)
フランス製と記載。並行輸入品と思われます。ただし「ご注文時に外観をご指定いただく事はできかねます。」との表記あり。
香水物語
海外製(ドイツ製/フランス製)、プールオム:海外製(フランス製/イギリス製)との表記。並行輸入品と思われます。
なぜドイツ製やフランス製があるのか
そもそも、DOLCE&GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)はイタリアのブランドです。
その香水部門は、2009年にP&G(P&Gプレステージ・ボーテ社)がライセンスを取得し、以降、P&Gが製造販売するようになりました。
P&Gは2016年に化粧品部門をCoty社(今はアメリカ企業)に売却しましたが、ドルチェ&ガッバーナとクリスティーナ・アギレラなどの、いくつかのブランドについては交渉がまとまりませんでした。
その後、2016年に資生堂(ボーテプレステージインターナショナル: 本社・パリ)がドルチェ&ガッバーナの化粧品部門を取得して現在に至ります。(クリスティーナ・アギレラはエリザベスアーデンが取得)
以下の海外のフォーラムでは、ライトブルー プールオムについての変遷が書かれています。
内容はプールオムについてですが、これによると製造国がイタリア製→イギリス(UK)製→ドイツ製→フランス製と変わってきているようです。
あくまで推測ですが、P&Gがライセンスを所有する以前がイタリア製で、2009年~2016年のP&G時代は初期がイギリス(UK)製、後期がドイツ製となったと思われます。
さらに、2016年に資生堂移ってからはフランス製となり、現在ドイツ製とフランス製が混在しているのだと考えられます。
ネットで注文したらドイツ製が来た。匂いが変。偽物?
上記の通り、正規でドイツ製だった時代があったようなので、必ずしも偽物とは言えません。またドイツ製が劣っているというわけでもありません。
ただし、2016年のP&G時代まででドイツ製が製造終了したとすると、すべてのドイツ製は3年以上の前の在庫だということになります。保管状態にもよりますが、既に劣化してて匂いが変わってしまっている可能性は十分に考えられます。
ドイツ製とフランス製の違い
ドイツ製(イギリス製)とフランス製を比較したという口コミはほとんどないようです。ライトブループールオムについては、上記の海外フォーラムでスレッド作成者による感想が掲載されていました。この投稿者は初期のイタリア製が最も優れていると感じていて、それに近い香りを希望している人です。
The new “Made in France” formula is still similar to the “Made in Germany” & “Made in UK” formula but there have been some obvious changes.. From what I can tell off of first impression the first thing I noticed was that those very powerful citrus top notes from the prior two formulas have been toned down quite a bit! The soapy lavender & sage notes are still there yet the tobacco note has definitely been amped up a bit! This newest formula still is far off from the original vintage version of the fragrance but it is definitely an improvement upon the last two reformulations!
意訳
(D&G ライトブルー プールオムについて)新しいフランス製はドイツ製・イギリス製に似ているが、明らかな変更点がある。まず、ドイツ製・イギリス製にあったシトラスのとても強いトップノートが少し和らいでいると感じた。石鹸っぽいラベンダーとセージの香りは健在だが、たばこ風の香りは少し強くなっている。フランス製はオリジナル(イタリア製)にはまだ及ばないが、ドイツ製・イギリス製に比べると確実に改善されたといえる。
フランス製だったけど株式会社エトバスが発売元だった。偽物?
エトバスは資生堂の関連会社です。つまり本物です(偽造の場合を除く)。輸入元はブルーベル・ジャパンのようですが、販売ルートの違いで使い分けているようです。
また並行輸入品はウエニ貿易が輸入しているものが多いようです。
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