先日、タニタ インナースキャンデュアルシリーズの違いについて解説をしました。
オムロンの体組成計(体脂肪計)カラダスキャンシリーズもインナースキャンデュアルと肩を並べる人気の商品です。しかし体重計業界の伝統なのでしょうか、こちらにも型番多すぎ問題が存在しています。
ざっと検索して出てくるだけでも、HBF-227T、HBF-228T、HBF-230T、HBF-255T、HBF-256Tと出てきて、インナースキャンデュアルほどではありませんが、どれを選べばいいのかわからなくなると思います。
そこで今回は、これらの機種の違いを徹底調査しました。
結論から言うと機能面での選択肢は2つしかありません。要領はタニタの時と同じです。
HBF-227T、HBF-228T、HBF-230Tの違い
まず知るべきは、HBF-227T、HBF-228T、HBF-230Tの違いです。結論から言うとこの3つは型番が違うだけで機能は同じです。
なぜ型番が違うのかというと、販売店によって違う型番で出荷しているからです。
あくまで推測ですが、HBF-227Tがヤマダ電機、ケーズデンキなどの家電店向けの型番、HBF-228Tがヨドバシカメラ、ビックカメラなどのカメラ系の電気店とAmazon、HBF-230TがAmazonやネット中心の販売店という系統で使い分けられているようです。
ただし、カラーバリエーションは微妙に異なっており、3型番ともホワイトは同じですが、HBF-227Tのみブラックが存在します。
HBF-227T、HBF-228T、HBF-230Tの3機種に違いはないので、価格で選べばよいということになります。この3機種では、最も安く販売される傾向があるHBF-227Tがおすすめです。
HBF-255T、HBF-256Tの違い
続いてHBF-255T、HBF-256Tの違いです。こちらも機能は同じで、型番は販売店の違いによるものです。
HBF-255Tが家電店、カメラ系家電店などの一般的な販売ルート用で、HBF-256TはAmazonと一部のネット販売店用となっているようです。
こちらもカラーバリエーションが異なっており、ホワイトとブラックはどちらの型番にも共通ですが、HBF-255Tのみレッドが存在します。
「HBF-227T、HBF-228T、HBF-230T」と「HBF-255T、HBF-256T」の違い
「HBF-227T、HBF-228T、HBF-230T」(以下22シリーズ)は2017年11月に発売、「HBF-255T、HBF-256T」(以下25シリーズ)は2016年1月されており、発売日だけ見ると「22シリーズ」のほうが新しいのですが、「25シリーズ」のほうが高機能な上位機種です。
主な違いとしては、「22シリーズ」は100g単位計測で体脂肪率判定と骨格筋率判定が4段階、内臓脂肪レベル判定が3段階、過去の記録は全てスマホアプリからの表示なのに対し、「25シリーズ」は50g単位計測で体脂肪率判定と骨格筋率判定が12段階、内臓脂肪レベル判定が9段階、前回の結果を本体で確認可能(過去の記録はスマホアプリから)と高機能になっています。
まとめ
ここまでをまとめると以下の表の通りになります。機能の違いは100g単位測定の下位機種か、50g単位の上位機種しかありません。
機種種類 | 100g単位(下位機種) | 50g単位(上位機種) |
家電店型番 カラー |
HBF-227T ブラック/ホワイト |
HBF-255T ブラック/ホワイト/レッド |
カメラ店型番 カラー |
HBF-228T ホワイト |
|
ネット店型番 カラー |
HBF-230T ホワイト |
HBF-256T ブラック/ホワイト |
体重 | 2~100kgまで:100g単位 100~135kgまで:200g単位 |
3~100kgまで:50g単位 100~135kgまで:100g単位 |
体脂肪率判定 | 4段階(低い/標準/やや高い/高い) | 12段階(低い/標準/やや高い/高い) |
骨格筋率判定 | 4段階(低い/標準/やや高い/高い) | 12段階(低い/標準/やや高い/高い) |
内臓脂肪レベル判定 | 3段階(標準/やや高い/高い) | 9段階(標準/やや高い/高い) |
メモリ | スマートフォンアプリでのみ表示 | 本体での前回値+スマートフォンアプリ |
欲しい機能とカラー、そして値段を比較してお得にお買い物しましょう。ちなみにどちらの機種もブラックが安売りになることが多い気がします。人気が低いのかもしれません。
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